親子関係– category –
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子供への要求が高すぎる親の問題の心理
野球選手を目指して猛特訓せよ。生徒会長になり目立ちなさい。常に成績はトップでありなさい。等々。 これらは、全て、親の子供に対する要求であり、期待です。 親が子供に何らかの期待をするのは当然の心理なのですが、その要求、期待が高すぎるというこ... -
親が子どもに「バカ」と言う時、子どもの心に何が起きるのか
悪気のない一言が、子どもの心に深く刺さる理由 「もう、バカだなぁ」。「何やってるの、本当にバカなんだから」。 親にとっては、つい口から出てしまう日常的な一言かもしれません。 行いを叱るため 期待に応えられないことへの不満 奮起を促すための叱咤... -
憎み合う親子の和解は可能であろうか
子供時よりずっと、親に対する憎しみを抱いていた子供。 また、それに、呼応するように、子供に対して、怒り、やりきれなさを抱く親。 憎しみ合う親子関係。 もちろん、憎しみ合う親子関係を形成するには、それだけのことが、数年に渡り、あったのでしょが... -
親の身勝手な絶縁宣言「勘当」|後悔しないために
勘当という言葉の重み 「勘当」という言葉には、親が子に対して、これまでの関係を一切なかったことにするという強い意味が込められています。 かつては、子の失敗や悪事に対する厳しい罰でした。 しかし、現代においては、親の期待に子が応えなかったり、... -
契約に基づく親子関係|親の支配により子供を守る契約
親は、子供に対して「こう育ってほしい」「こんな大人になってほしい」と、つい理想や期待を抱いてしまうものです。親の立場からすれば、それはごく自然な感情かもしれません。子供に理想や期待を持つこと自体は、決して悪いことではないと私は考えます。 ... -
優等生・ひきこもり・非行少年の共通性と類似性
一般的に言う、学校における優等生。そして、学校に行かない(社会参加を拒絶する)ひきこもり。また、非行少年・少女。 私は、この3つのグループに、共通性、類似性が存在することがあると考えています。(もちろん、共通性、類似性のない場合もあります... -
世代間連鎖:親になる前に自身の親子関係を振り返る
子どもに生きづらさを受け継がせないために Index1.「世代間連鎖」は負の遺産だけではない2.世代間連鎖を振り返る要点と注意点3.「理想の両親像」と「健全な家庭」を共に築くために 1.「世代間連鎖」は負の遺産だけではない 「世代間連鎖」と聞いて、まず... -
介護離職:親への想いと、その先に潜む「孤独」という問題
親の介護のために、現役世代の会社員が仕事を辞め、介護に専念する「介護離職」。毎年およそ10万人もの方がこの選択をされているといいます。 もちろん、国として介護離職対策が進められていることも承知していますが、介護離職を選ばれた方が、その後の人... -
「子ども自慢」の裏にある親の心理とは?
子どもが社会的に成功し、周囲から評価されると、親として誇らしく、嬉しく思うのは自然なことです。「うちの子はすごいんだ」と誰かに話したくなる気持ちもよく分かります。 しかし、なぜかその言葉を口にするのをためらったり、あるいは逆に、子どもの自... -
親の優しさが裏目に出る時|子どもを想う気持ちが子どもを苦しめる?
「我が子には、自分と同じ辛い思いをさせたくない」 そう思うのは、親として当然の愛情でしょう。 子どもの頃にいじめられて辛かった経験、勉強で挫折した経験、人間関係で苦労した経験。自分の人生で味わった苦い経験を、子どもにはさせたくないと願う気... -
心配しなくても大丈夫(魔法の言葉と心の安心感)
親の愛が伝わる(心配しなくても大丈夫) 心配しなくても大丈夫。心配しないで、大丈夫。 私が親からかけて欲しかった言葉です。55歳の男が何を言っているのだろうと、思われるかもしれませんが。 「心配しなくても大丈夫」、「心配しないで、大丈夫」。こ... -
子どもの親に対する怒り、消えない理由。優しさを踏みにじられ…
親子関係は、他の人間関係と同様に、非常に複雑で多様な感情が入り混じっています。特に「親子」という関係は、子どもが生まれたその瞬間から始まり、幼少期の様々な経験や親の養育の仕方が、その後の親子の関係性を大きく左右することが多々あります。 こ... -
子どもの進化とは:親と社会を超えて生きること
「子どもは親を超える」という人類の進化 子どもは親を超えて成長し、進化する存在です。これは、私たち人類、ホモ・サピエンスの歴史を見ても、疑いようのない事実ではないでしょうか。 ここで言う「進化」とは、単に学歴や年収、容姿といった表面的なも... -
親が子どもを罵倒して責め続ける心理の様々:その背景にあるもの
子育てにおいて、時に子どもを厳しく叱ることはあっても、中には度を超えて子どもを罵倒したり、一方的に責め続けたりする親がいます。私自身も、幼少期に親から罵倒され、否定され、責められながら育った一人として、その辛さを理解しています。 では、な... -
「子育ては自分育て」:その深い意味と成長への気づき
「子育ては自分育て」。この言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。単なる育児の経験を超え、親自身が大きく成長する機会となる、という意味合いが込められた有名な言葉です。 子育ては「大きな経験」:人は経験を通して成長する 親が子... -
親への復讐心からの反社会的行動と、本当の自立
長年、親のために生きづらい思いをしてきた方の中には、その親に復讐してやりたい、親を困らせたい、自分と同じように生きづらい思いをさせたい、そうした強い感情を抱き続けている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 親に対する復讐動機と反社会的行... -
毒親:逃げても追ってくるその「狂気」と向き合う
「毒親」という言葉が示す、過去と現在進行形の苦しみ 近年、「毒親」という言葉が一般化しつつあります。 「毒親」とは具体的に何を指すのでしょうか? 私はこれまで、自分のホームページでこの言葉を使うことを避けてきました。それは、私自身が自分の親... -
過保護に育った子どもが直面する「社会の壁」:挫折経験とその理由
「過保護に育てられた子どもは、社会に出てから挫折しやすい」という話を耳にしたことはありませんか? では、そもそも「過保護」とは一体どのような状態を指すのでしょうか。 過保護の子の挫折とその理由 Index1.「過保護」がもたらす子どもの内面2.「過... -
子供の時間:子供の大切な「資産」
人の資産と聞くと、お金、健康、人間関係など、様々なものが思い浮かぶでしょう。しかし、子供と大人では、その「資産」の価値に少し違いがあるように感じます。 例えばお金。子供にとってお金は大切なものですが、基本的には親が働き、子供を養います。子... -
親の「心配」と子への「侵入」:その境界線と子どもの人権
親の心配が子どもへの「侵入」となる時 お子さんを思う親の気持ちは、尽きることがありません。多くの場合、お子さんの成長を願い、健康や将来を案じるのは、親としての自然な感情です。 特に、成人するまでお子さんを育て上げる責任やプレッシャーを感じ... -
子ども時代の安定した家庭環境が自己肯定感の基盤となる理由
「子ども時代の経験が自己肯定感を育てる」。 この言葉を耳にしたことがある方は多いでしょう。確かに、幼い頃の様々な体験、特に成功体験は、自己肯定感や自信の獲得にとって非常に重要だと言われています。 しかし、本当にそれだけで十分なのでしょうか... -
子ども時代を振り返る時:心の注意点と健全な自己理解のために
私たちは皆、過去から来ています。 より正確に言えば、幼い頃の親子関係や育ってきた環境(遺伝的要因も含む)が、今の私たちの基盤を築いていると言えるでしょう。 人生に生きづらさを感じ続ける時、その原因が経済的な問題や体調不良でない限り、「もし... -
友達親子の落とし穴:見過ごされてきた社会的弊害と子育ての課題
以前から「友達親子」という言葉に、私は漠然とした違和感を抱いていました。また、「褒める」ことを主軸とする現代の子育てや、無理に子どもを褒めようとする母親たちの姿にも、同様に疑問を感じていました。 なぜ今、「友達親子」が問題なのか Index1.「... -
子どもの自立を促す「自分で考えさせる」距離の取り方
子どもの自立にとって大切なことの一つに、親と子の適切な距離の取り方があります。特に、親から見て「反抗期」と呼ばれる時期は、慎重な対応が求められます。この時期に、力で子どもを押さえつけないことが何よりも重要です。 では、親子間で適切な距離を... -
兄弟比較がもたらす劣等感と、その影響
子どもの頃、親から受けた兄弟間の比較は、その子の心に深く刻まれます。もし常に低い評価を受け、「劣っている」と突きつけられれば、その子は自分を認められない劣等感や兄弟コンプレックスを抱え、その後の人生に生きづらさをもたらしてしまうことがあ...
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