2008年– date –
-
転職回数が多い原因は「期待に応えられない自分は価値がない」という思い込みかも
化粧品販売員の樹里さん(仮名、32歳)が、退職と転職のご相談でカウンセリングにいらっしゃいました。 樹里さんは、人当たりの良いハキハキとした印象の女性です。それだけに、なぜ退職を希望しているのか不思議に感じながらお話を伺っていたのですが、転... -
共依存者の恋愛その身勝手(自分勝手・自己中心的)な怒り
アダルトチルドレンには、共依存の傾向が見られることが少なくありません。これは、自己存在の価値を他者を通して満たそうとしたり、自己の空虚感を他者を通して埋めようとしたりする心の動きです。 この傾向が強ければ強いほど、「しがみつき」という行動... -
『怒りの炎』怒りは身を滅ぼす |母との確執から広がる消せない怒り
抑え込まれた悲しみは、やがて怒りへと姿を変え、その怒りは、恨みや憎しみとなって心に深く刻まれることがあります。 そして、その怒りのエネルギーとの向き合い方を間違えると、まるで「怒りの炎」に焼き尽くされるかのように、自分自身を傷つけ、破壊し... -
機能不全夫婦|夫婦の問題が子どもの生きづらさにつながる
アダルトチルドレンには、世代間連鎖という深刻な問題が潜んでいます。アダルトチルドレンである親に育てられた子どもは、同じくアダルトチルドレンとして成長する可能性が高いという現実です。その背景には、親の子育てが子どもの心に与える大きな影響が... -
親への強い反発心に基づく意思決定と行動は人生の実りを削ぐ
親への反発心がもたらす、自分を見失う可能性 由季子さん(仮名)は、大変パワフルな印象を与える40歳の女性です。その彼女が「自分の人生は空っぽだ」と感じ、カウンセリングを受けにいらっしゃいました。 現在の由季子さんの状況は以下の通りです。 独身... -
深く仲良くなる為のコミュニケーション:相手の存在を認め本音で語り合う
1.表面的な関係を超えて、心を通わせるために 人と仲良くなると聞くと、様々なイメージが浮かぶかもしれません。「思ったことを素直に話す」、「相手の話をきちんと聞く」、「自分の意見を言う」、「人を笑わせる」、「会話をリードする」、「場を盛り上げ... -
親のせいで負う心の傷:親のために人前で恥をかくという経験
私たちは親から様々な心の傷を受けることがあります。暴力、無視、過度な期待の押し付け、あるいは親からの依存など、その形は多岐にわたります。そして、そうした心の傷の中には、「親のせいで、あるいは親のために恥をかいた(恥をかかされた)」という... -
夫婦関係 ・親の生き方より生じるアダルトチルドレンの思い込み
アダルトチルドレン(AC)が抱く「思い込み」について、これまでは主に、機能不全家族の中で生き抜くために形成された思い込みや、その役割が大人になっても続いてしまうケースに焦点を当ててきました。 そこには、親からの明確な強制や禁止が背景にあるこ... -
ミスと承認欲求:人からの注目を求める心理
私たちは、他者からの承認や認知なしには生きていくのが難しいものです。家族、学校、職場など、どのような集団に所属するにしても、誰とも話さず、交流せずに過ごすことはできるでしょうか。もしそれができるとすれば、よほどの「おひとり様」を好む人か... -
人と親密になれない悩み | 親しい関係性を築くためには
私たちは、親密な友人がいないことに悩むことがあるかもしれません。しかし、生涯を通じて心から親密と呼べる友人は、ごくわずかであるのが現実なのかもしれません。 生涯を通して親密な友人はごく僅かかもしれない Index1.親密な友達がいない悩みの具体例... -
アダルトチルドレンが抱える「自己批判」と「思い込み」の問題
アダルトチルドレンと呼ばれる方々は、自分自身に対しても、他者に対しても、非常に批判的な傾向が強いと言われます。 その批判は、時に容赦なく、厳しいものです。では、なぜアダルトチルドレンはこれほどまでに批判的になってしまうのでしょうか。その原... -
買い物依存症の隠れた動機:孤独感と承認欲求が招く悪循環
「買い物依存」。この言葉に、どれだけの人が悩みを抱えていることでしょう。 高価な品々や大量の買い物に走ってしまう買い物依存症の方々の心の中には、一体どのような思いがあるのでしょうか。今回は、私なりにその深層心理を掘り下げてみました。 買い... -
ワクワクと苦悩:想いを現実にする「苦悩の力」
最近、「ワクワク感」という言葉をよく耳にします。未来の願望実現にはワクワク感が大切だ、という考え方です。 私もその通りだと思います。未来の理想の自分を思い描き、ワクワクする気持ちを抱くことは、その波動が未来へと繋がり、今この瞬間の行動にも... -
妻の仕事を「評価・操作」して支配する夫の戦略とは?
現代の社会において、恋愛や結婚を考える際、男女ともに仕事を持っているケースがほとんどです。結婚に至った場合、男性は仕事を続けるのが一般的ですが、女性の場合は、以下のような3つの選択肢に分かれることが多いでしょう。 1.仕事を継続する2.今の仕... -
破壊的な恋愛関係「モラルハラスメント」:別離が最大の解決策となる理由
これまで「恋愛依存」という心の悩みについて、何度か記事にしてきました。恋愛依存を抱える方は、自分の存在価値が希薄だと感じていたり、過剰な「見捨てられ不安」を抱えていたりするため、パートナーとの過剰なつながりを求めがちです。 具体的な行動と... -
期待と怒り、そして支配:その関係性を読み解く
誰もが経験する「期待」の落とし穴 私たちは日々、様々な人に対して「期待」を抱いています。それは、親しい友人や家族、職場の同僚や上司、部下に至るまで多岐にわたるでしょう。 しかし、その期待が裏切られたと感じた時、私たちはどうでしょうか? 失望... -
親子(母と娘)の「同情の絆」がもたらす問題:母が娘に抱く「目的」とは?
今回は、親と子、特に母親と娘の間に生じる「同情の絆」、そしてそれがはらむ問題について深く掘り下げていきたいと思います。 「親子(母娘)共同体」を形成し、娘を支配する罠 アダルトチルドレンの親子関係において、しばしば問題となるのが「子が親に... -
恋愛依存がパートナーを支配しようとするのはなぜ?
恋愛依存において、「パートナーを縛る」とは、文字通り相手の行動をコントロールし、支配しようとすることを指します。では、なぜ恋愛依存者はパートナーをそこまでコントロールしようとするのでしょうか。 その背景には、恋愛依存者自身が抱える心の孤独...
1